多くのセルベースアッセイは適切な状態の細胞が必要です これには細胞の形態、蛍光タンパク質発現および細胞層の密度などがあります。 研究者は細胞を定期的にチェックしその特性を測定します。 細胞密度の推定は非常に困難な作業です。 推測による作業はそれぞれの研究者によって個人差があり、検査ミスにつながるおそれがあります。
細胞密度の測定方法
PAULA - Leica Microsystemsのパーソナル自動ラボアシスタントは、細胞密度確認を自動化し、あなたの実験における最適なタイムポイントを探すお手伝いをします。 密度測定アプリによって、PAULAは細胞密度を高精度に測定します。 PAULAは、37°C、5% CO2および湿度の高い環境下でも稼働し自然の環境下での細胞を観察することができます。 このようにPAULAは細胞培養実験を常に正しいタイムポイントで実施するお手伝いをします。
機能
- 調整フリーの位相差観察
- 2色(赤、緑)の蛍光観察
- 細胞インキュベーター内で稼働 (37°C、CO2、~90% 湿度)
- 自動細胞密度測定
- 細胞をあらゆる場所から常時モニター
密度チェックのワークフロー
密度チェックワークフロー手順
1. 細胞播種 | 2. 細胞培養 | 3. 細胞密度チェック| 4. トランスフェクション | 5. 細胞チェック トランスフェクション結果 | 6. 分析
研究の一般的な分野: 細胞培養、細胞モニタリング、密度チェック、幹細胞研究、オルガノイド、スフェロイド、創傷治癒
手順1: 細胞播種
細胞を好みの細胞培養容器へ播種します。 培養細胞のための日々の作業を行い、細胞をインキュベーター内に設置したPAULAのステージにセットします。 希望する観察方法を選択し、フォーカスを調整します。
手順2: 細胞培養
細胞を沈着させ培養を開始します。 忙しい毎日に実施する細胞密度や形態観察は、骨の折れる作業です。 PAULAが一貫して細胞をチェックするので、あなたは観察を行う必要はありません。
手順3: 細胞密度 - チェック
PAULAおよび手元の端末から、密度アプリを通じて細胞をチェックしてください。 あなたは細胞密度をライブで測定できます。 さらに、システムは培養の追跡、記録および分析を行います。 PAULAは一定の密度に到達するとメールで通知することもできます。 細胞をチェックするために、繰り返し悩む必要はありません。
手順4: トランスフェクション
細胞が理想的な密度に到達し通知を受けると、トランスフェクションのステップです。 従来通りのトランスフェクションアッセイを行って、細胞をインキュベーターに設置したPAULAへ戻すだけです。
手順5: 細胞チェック - トランスフェクション結果
細胞を遠隔から継続的に観察します。 位相差と2色(赤/緑)の蛍光機能の補助によってトランスフェクションをチェックします。
ワンタッチで結果を記録することができます。 すべてのデータは、後で出力することができます。
手順6: 分析
さあ、細胞実験の準備が整いました。 細胞を以下の好みの分析方法で分析します:
- 蛍光顕微鏡検査
- 共焦点顕微鏡検査
- TIRF顕微鏡検査
- 超解像度顕微鏡検査
- 生化学
- 分子生物学
PAULA デジタルセルチェッカー
細胞モニタリングのためのパーソナル自動ラボアシスタント
細胞培養のモニタリングがかつてないほどに簡単になります。 PAULAは細胞培養密度を自動的に再現可能な方法で測定します。 お望みであれば、細胞培養室へ出向くことなく、終日遠隔からの細胞観察が可能になります。
ラボでPAULAを活用すればダウンストリームの実験に最適な時間を常に確保することができるようになります。