Visoria M 金属顕微鏡
ルーチンの顕微鏡作業も、効率性と快適性の向上を実感いただけます。金属顕微鏡 Visoria Mは、金属、電子、ポリマー業界での用途や、材料科学研究所での用途に適しています。
コード化された機能、最適化された照明設定などの機能により、ワークフローを効率化します。顕微鏡の人間工学に基づいた設計により、より快適に、身体負担を最小限に抑えることができます。
Visoria M の特長
日常的な金属検査に
金属顕微鏡 Visoria Mを使用することで、金属、合金、電子および機械部品、複合材料、ガラス、セラミックなどの微細構造を観察することができます。また、Enersightソフトウェアと併用すれば、断面作製や層厚さ分析も可能です。
最適化された照明設定で時間を節約
Visoria M は顕微鏡の倍率や観察方法を変更したときも、照明管理機能により、手動で明るさを調整する必要はありません。倍率の読み取り機能(コード化)により、照明設定が自動的に行われます。
顕微鏡を簡単に操作
Visoria M の直感的な操作により、ルーチン作業を迅速かつ確実に実行できます。
- カラーコードにより、各対物レンズに適した絞りを簡単に選択できます。
- 内蔵のフォーカスストップ機構で、対物レンズと試料の衝突によるダメージから保護します。
- 高い倍率でより精密にフォーカスをあわせられるように、粗動、粗微動、微動の3つのギアを備えたフォーカスシステムを提供しています。


透過光コンデンサーと落射光の絞りの目盛りには、対物レンズのカラーコードに対応する色のマーキングが付いています。
人間工学を意識した、エルゴアクセサリーで顕微鏡をカスタマイズ
Visoria M の優れた調節機能により、正しい姿勢を保つことができます。ニーズに合わせて、人間工学に基づいたアクセサリーを各種ご用意しています。
- 人間工学に基づいたチューブ:15度の角度がついた人間工学に基づいた鏡筒、または角度調整可能なバリアブル鏡筒(0~35度の傾斜)からご選択ください。リラックスした頭の位置と柔軟な視野角を実現します。
- エルゴノミック・モジュール: 鏡筒の下にErgoModulesを挿入し、接眼レンズの高さを調整して、快適な座位姿勢を確保できます。
- 高さ調整: オプションのエルゴリフトを使用することで、顕微鏡の高さを簡単に調整することができます。
0.7x マクロ対物レンズを使用して全体像を確認
試料の全体像を視覚化する必要がある場合、オプションの0.7xマクロ対物レンズが有効です。サンプルの全体像から詳細の観察までを素早く行うことができます。最大直径約36mmの視野を一目で確認でき、素早い位置合わせと概要の把握が可能になります。従来の対物レンズで得られる概要と比べ、マクロ対物レンズを使用すると、サンプルのスクリーニングに要する時間を短縮できます。
また、幅広い種類の対物レンズを使用することで、より高い倍率でサンプルの細部を視覚化することも可能です。
Enersightソフトウェアを採用
金属顕微鏡 Visoria M と Enersight ソフトウェアで、ワークフローを簡素化し、合理化しましょう。直感的なシングルインターフェースで、データをシームレスに比較、測定、共有を行うことができます。
主な特徴:
- レイヤー厚さ計測を使用して、コーティングまたは層の厚さを測定できます。
- マニュアルステージを使用して、XY画像連結が簡単にでき、高解像でより広い視野を取得できます。
- 焦点合成機能で厚みのあるサンプルも、ピントがあった画像を取得します。
- 「クイック輝度」機能を使用して、最適な照明とカメラ設定で画像を撮影します。
- 照明ムラによる濃淡を自動補正して画像を最適化します。
- 明視野や暗視野など、さまざまな観察法で取得した画像を重ね合わせ、サンプルをより深く理解することができます。