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耳鼻咽喉科(ENT)用顕微鏡

耳鼻咽喉科(ENT)用顕微鏡には、高いイメージング品質と可視化技術が求められます。ENT 用顕微鏡を用いれば、複雑な手術も低侵襲、高い精度で行うことができます。

ライカ マイクロシステムズは、耳鼻咽喉科医による顕微鏡手術をサポートする高度なソリューションを提供します。ライカの顕微鏡技術によって、深い焦点深度、正確な位置決め、操作の容易さを実現しました。

ライカ マイクロシステムズの ENT 手術用顕微鏡は、幅広い耳鼻咽喉科マイクロサージャリーのための、多様で適合性の高いソリューションを提供します。カスタマイズ可能であるほか、双眼鏡筒、対物レンズ、ハンドル、スタンドなどの各種のデバイスと統合することもできます。

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弊社の社員が、条件とご予算に合う耳鼻咽喉科用顕微鏡の選択をサポートします。

ENT 手術用顕微鏡の用途 

ENT 顕微鏡は手術部位を可視化し、より深く詳細な画像を利用して広範囲の外科的処置を行う上で耳鼻咽喉科医にとって頼りになるツールです。耳鼻咽喉科で行う一般的な手術のうち、ENT 手術用顕微鏡が必要なものの例として下記が挙げられます。

  • 神経鞘腫手術
  • 耳硬化症手術
  • シュワン細胞腫手術
  • 真珠腫性中耳炎手術
  • 人工内耳移植術
  • あぶみ骨切除術
  • 鼓室形成術
  • 喉頭形成術
  • 鼓膜形成術

ENT 手術用顕微鏡の課題

ENT 手術における重要な課題の一つは、複雑な解剖学的構造や深く狭いキャビティ内を移動する際に十分な照明が維持されることです。ENT 手術において対象部位を正確に特定し、アクセスすること、同時に近傍の構造や組織の医原病を避けるためには、適切な照明が極めて重要です。

ライカの ENT 顕微鏡は、高輝度のキセノンランプまたは LED 照明を備え、狭いキャビティ内にも光が入射するため 、精密な可視化が可能です。多くのモデルは、組織保護のため光量を自動調節する BrightCare Plus を備えています。

BrightCare Plus – 光量コントロール

弊社の革新的な BrightCare Plus テクノロジーは、敏感な組織の損傷を防ぐため、顕微鏡の作動距離に合わせて自動的に光量を調節します。BrightCare Plus により、長い作動距離においても十分な照明が得られます。作動距離が短くなると光量が自動的に低減し、組織の損傷や熱傷の危険を低減します(光量減少率最大 60%)。逆に、作動距離が長くなれば光量もそれに比例して増加します。

BrightCare Plus は、ENT 手術用顕微鏡 M530 OHX および PROvido に用意されています。

ライカ ENT 手術用顕微鏡の適応性

ENT 手術では医師は通常着座し、術野に近い位置で作業します。したがって ENT 顕微鏡を選ぶ際には、光学的品質と並んで、適応性があること、直観的に操作できることが極めて重要になります。

オプティクスキャリアが小さい ENT 顕微鏡を用いれば、耳鼻咽喉科医は患者の直近に位置することができ、同時に作動距離が長いため、手と眼を最大限に連携させて作業することができます。このため、耳鼻咽喉科医にとっても側方アシスタントにとっても、人間工学的に好適な作業位置をとることが容易になります。快適な作業姿勢は最終的には手術の効率化に役立ちます。

ENT 顕微鏡の適応性の条件:

  • 顕微鏡を片手でスムーズに動かせる、位置決めの自由度と操作の容易さ
  • 手術ごとの要求条件に応じて位置・角度が設定できる、調整可能な双眼鏡筒
  • 手が届きやすく、直観的に操作できる顕微鏡制御部(プログラム可能なフットスイッチとハンドルを含む)
  • 耐振性と堅牢な設計

ENT 顕微鏡と他のデバイスとの統合 

ライカ ENT 手術用顕微鏡は他のデバイスと統合することで、臨床使用および教育のための多様な要求条件に適合させることができます。耳鼻咽喉科医の効率向上やワークフローの改善に役立つ、ニーズとお好みに適合する様々のアクセサリーが用意されています。耳鼻咽喉科用顕微鏡のカスタマイズに使用できるアクセサリーやデバイスの例としては次のようなものが挙げられます。

  • 双眼鏡筒および対物レンズ
  • シングルまたはデュアルハンドル
  • イメージングおよび録画システム
  • スタンド付きモニター(各種サイズ)
  • サイドオブザーバー
  • CO2 レーザー手術用マイクロマニピュレーター
  • 蛍光モジュール

ENT 手術用顕微鏡を選択するための重要事項

ENT 手術用顕微鏡を選択するにあたっては、以下に例示するような要素を検討する必要があります。

  • 照明:狭く深いキャビティ内での作業に重要
  • 高倍率:微小でデリケートな構造に精度よくアクセスするために必要 
  • 焦点深度:術野の鮮明な三次元像を得るのに必要 

多分野対応の手術用顕微鏡 PROvido  

ENT 手術に PROvido を使用することには次のような利点があります。

  • 深く狭いキャビティ内の完全に焦点の合った視野により、精密な手術が可能。 
  • 操作が極めて容易で、手術中に指 2 本または片手で顕微鏡をスムーズに動かせます。
  • 調節可能な人間工学設計の光学系により、より快適に作業できます。 

FusionOptics テクノロジーを用いた ENT 手術用顕微鏡

ENT 手術用顕微鏡の重要な課題の一つは、手術部位および主要な解剖学的構造・組織の位置を確認するときも深く狭い管内に焦点が合った状態を維持することです。

弊社の最先端技術である FusionOptics テクノロジーにより、焦点深度を拡張することができ、深いキャビティの奥まで焦点の合った明るい像が得られます。手術用顕微鏡 M530 OHX と PROvido との統合によって得られるこの特徴は、シームレスなワークフローを保証し、術中に焦点を合わせ直す必要がありません。

ライカ マイクロシステムズの ENT 顕微鏡ソリューション 

ライカ マイクロシステムズは、耳鼻咽喉科医向けに、臨床治療・外科手術のどちらでも適切な結果を得るための多様なソリューションを提供しています。弊社の ENT 向け製品のポートフォリオは下記のような特徴を持っています。

  • 優れたアポクロマート光学系高輝度の照明により、解剖学的構造について高い解像度かつ自然な色合いの画像が得られます。
  • 高い操作性可動性により、ENT 顕微鏡を自在に動かし、さまざまな作業ポジションに対応できます。
  • 頭上またはフロアスタンドへの設置、および光学系のカスタマイズが可能なため、人間工学的に適切で快適な作業ポジションを実現します。

また、下記のような有用な ENT 手術用顕微鏡アクセサリーが用意されています。

  • HDC 100 内蔵カメラ:手術過程の高解像度のビデオまたは静止画像を取り込んで専門家チーム内で共有し、あるいは教育目的に使用することができます。 
  • MedXchange 製 Evolution4K レコーダー:4K UHD ビデオおよび 4K 静止画を取り込み、外部のハードドライブまたはフラッシュメモリに記録することができます。
  • 内蔵スクリーン:各種サイズが用意されており、ENT 手術中に最適に可視化することができます。
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