顕微鏡用デジタルカメラ ライカ DFC7000 T
Think Multi-Purpose!
280 万画素のカラー顕微鏡カメラ、ライカ DFC7000 T は、明視野と蛍光の両方のイメージングにきわめて最適です。従来のこのクラスの CCD カメラでは不可能だった画質により、一つのパラダイムシフトを生み出しています。卓越した設計により、必要とする解像度と感度が組み合わされ、カメラの交換やポートの切り替え、キャリブレーション設定などを行う必要なく、可能な限り最高の結果を手に入れることができます。
As You Like It
1 台のカメラで明視野と蛍光の 2 つの画像取得方法が利用できます。比類なく高感度なセンサーと、忠実なカラー補間のための革新的な方法により、両方にとって完璧なソリューションとなっています。
- 近赤外領域でもセンサーが非常に高感度なため、DAPI、FITC、さらには Cy5.5 などの蛍光色素の観察が可能
- 高解像度画像を用いて明視野アプリケーションの記録作成が可能
- 忠実なカラー補間に基づく素晴らしい色再現性を実現、また必要に応じて各種照明設定に補正マトリックスを適用可能
- マルチチャンネル実験向けに赤、緑、青の画素を個別に読み出すことが可能
- モノクロでの読み出しに切り替えると、一つひとつの画素についての輝度情報が入手可能
Big is Beautiful
大きな視野をお望みなら、 このカメラが最適です。これには 2 つの理由があります。第 1 に、280 万画素、画素ピッチ 4.54 µm のカメラセンサーです。第 2 に、ライカマイクロシステムズの最新世代の低倍率で高開口数の対物レンズです。この 2 つの要素を組み合わせることで、大きな視野が得られます。
- この高解像度カメラは新しいピクセルアーキテクチャーに基づいているため、広いダイナミックレンジを維持
- 得られる視野よりもまだ試料が大きすぎる場合は、タイルスキャンやモザイクをスピードアップすることが可能
Acquisition Turbo
フル解像度で最大 40 フレーム/秒!このカメラは、最先端の CCD センサーが提供する品質とスピードによって、大きな説得力を持ちます。
- タイムデレイなく、試料の位置決めと焦点合わせが可能
- リアルタイムの高速タイムラプス記録を簡単に取り込み、正確なタイムスタンプとともに精密な経時データを収集することが可能
- モノクロモードとカラーモードで画像を取得可能
- モノクロでもカラーでも、5×5 ビニングで最大 120 フレーム/秒を実現
- ターボモードに切り替えると、50 フレーム/秒の驚異的なスピードによりフル解像度で 130 万画素を読み出し
The Bright Side of Life
ご存知のように、問題となるのは、 染色された試料や組織を明視野で記録作成する場合に、できるだけ現実に近い色を表示させることです。色の調整における微妙な違いによって世界ががらりと変わることもあり、単なる良好な画像になるか、卓越した画像になるかの境目となることもあります。ライカ DFC7000 T は卓越した画像が得られるお手伝いをします。
- わずかな細部も明らかにする 4.54 µm の画素サイズで、抜群の解像度によるイメージングが可能
- このカメラの画期的な 5×5 デモザイキングアルゴリズムがサポート – シャープでクリアな画像をお楽しみください!
- インテリジェントに顕微鏡の照明設定を考慮に入れた、信頼性の高い忠実なカラー補間
Dancing In The Dark
ライカ DFC7000 T は、本当に困難な光条件下でも、マルチカラー蛍光イメージングを見事にこなします。
- 高い量子効果により、近赤外波長でのイメージングも可能
- 1 ステージのペルチェ冷却による熱的ノイズの低減と、スマートな冷却フィンの設計でファンが存在しないことによる振動のない画像取得 - これを明らかに物語る、驚くほど鮮明な画像!
- 相関画素ダブルサンプリングが、ノイズを効果的に除去しつつ画像取得速度を維持
- 長年にわたってカメラを使用可能 – ダイナミックホットピクセル補正が抜群の画質を維持
Multitasker
多重蛍光タンパク質の生細胞イメージングは、ライフサイエンスの重要なの分野の一つです。このカメラを使うと、多重蛍光画像を取得や、細胞と動物全体をインビボで観察できます。
- カメラのカラーモードで GFP、DsRed、YFP およびその他の標識されたタンパク質を観察が可能
- 関連する他のすべてのタンパク質との関係における空間的分布、起こりうる相互作用、および変化する局在化についてのダイレクトなフィードバック
- 高感度センサーと、実現可能なハイフレームレートによるメリット
- 信頼性の高い画像:試料の冷却または加熱が可能 – カメラはつねに正確な画像データを提供。周囲温度 + 5°C ~ + 50°C に対応可能な設計(従来は実現できなかった広い温度範囲)
さて、 シーエレガンスについての作業をいつ開始しますか?そしてショウジョウバエの胚のヒートショックタンパク質発現実験をいつ計画されますか?
Pull the Trigger
ライカ DFC7000 T はトリガーが使えますので、すべての周辺機器を含むイメージングシステム全体を調和させ、非常に高度な要求にも応えられるように微調整することが可能です。蛍光試料は不要な光から保護され、フィルターの変更は最短時間で行われ、新しい画像を取得するのと並行して現在の画像を読み出し、PC に転送できます。これを可能とするのがライカマイクロシステムズのソフトウェアです。
- Leica Application Suite(LAS)はベーシックな画像取得および材料分析向け
- LAS X は画像取得および高度な分析向けで、高度にモジュール式のパワフルなソフトウェアデザインを採用
どちらのソフトウェアプラットフォームも、使いやすく習得しやすいグラフィックインターフェースを採用しており、ユーザーのニーズに焦点を当て、ニーズに合わせて調整可能です。
Toolkit
ライカ DFC7000 T では、可能な限り最高の試料記録作成をサポートする広範な <link products/microscope-software/software-for-life-science-research/las-x/ - - "Opens internal link in current window">LAS X ソフトウェアツール</link>が利用可能です。利用可能ですが、利用必須ではありません。これらの先進のカメラ機能は、スマートなユーザーアクセス方法によって隠すこともできます。例えばマルチユーザー環境では、必要に応じて経験の少ないユーザーにはアクセスを制限することもできます。例えば、以下のような機能を見せたり隠したりすることが可能です。
- 非常にかすかな信号さえも巧みに途切れることなく向上させる、連続アナログゲイン
- 好ましくない非特異的蛍光バックグラウンドを低減させる、自由に定義可能なブラックバランス
- 残留ノイズを除去する、オンザフライ画像平均化
- 最高の色再現性を得るための、使用中の照明に合わせたカラーマトリックス調整機能