
S9 Series グリノー実体顕微鏡
ワークフローを最適化 作業速度を最大 20%向上*
生産の継続的改善と、不良品率を低く抑え、顧客の要求に応えること、長時間作業のスクリーニング、解剖作業を快適におこなうこと、お困りではありませんか。ライカは、拡大観察の問題を解決するために、S9 シリーズ実体顕微鏡を開発しました。
新世代グリノー実体顕微鏡は、顕微鏡作業に要する時間を短縮し、求める試料の情報を早く、より多くの情報を入手できます。
3 倍の焦点深度で細部を素早く観察
ズームノブを回すだけで、FusionOptics による深い焦点深度と優れた解像度で明るくシャープな見えと、立体感あふれる像を観察できます。
3 倍の深い焦点深度により、前景から後景までシャープにピントがあった像を一目で捉えることができます。ピント合わせの時間が省け、顕微鏡オペレーターは時間を節約できます。
( FusionOptics による見えの違い。写真はプリント基板の例で、脳が認識する画像はこのように変わります。)


幅広い倍率でダイナミックな観察
9:1 というズーム比を活かして、全体像観察から細部観察へと倍率を簡単に変更でき、観察と作業の速度が上がります。
倍率 55x のアポクロマート補正ズーム光学系で、試料の細部がクリアに明るく見え、より情報を得られます。
倍率を変えても、ピントが合いますので、観察に集中でき、疲れないで作業を継続できます。
カメラ用ポート付き S9 D
デジタルイメージングに対応可能
S9 D はカメラをニーズにあわせて追加でき、実体顕微鏡をデジタルマイクロスコープ ソリューションに変更できます。目視とデジタル像は 50:50 の配分で、目視による立体観察とデジタル観察を同時に行うことができます。
デジタル化により以下が実現できます。
- トレーニング
- 情報共有
- セカンドオピニオン
- 画像解析、計測
- レポート作成
付属のカメラ用ポートには、C マウントタイプの各種カメラを接続できます。
観察作業用の実体顕微鏡 S9 E
ルーチン作業効率が向上
ルーチンの観察・作業用には S9 E が最適です。コストパフォーマンスが高いモデルです。
S9 シリーズの他のモデル同様、高い光学性能を実装しています:
- ライカ独自の FusionOptics テクノロジーでクラス最大 12 mm の焦点深度を実現。
- また最大 55x の高倍率と 9:1 のズーム比で、全体像から細部の確認まで素早く切り換えられます。
- 作動距離は 122 mm と広く、顕微鏡下の操作も簡単です。
- ズームはクリックストップ付で再現性の高い観察
- アポクロマート補正レンズで、高い色再現性と色にじみのないクリアな像
S9 シリーズ実体顕微鏡でライフサイエンス研究の効率アップ
試料のダイセクションから、モデル生物の選別、スクリーニングまで、S9 シリーズ実体顕微鏡は、ライフサイエンス研究のワークフロー効率を高めます。
- より多くの情報を提供:ライカの独自技術である FusionOptics テクノロジーは、高解像度と深い焦点深度により複雑で疲れる作業も快適に行えます。
- トレーニングにも最適:カメラ内蔵の S9 i、またはカメラ用ポート付き S9 D は、手技のトレーニングやディスカッションに最適です。
- 撮影記録も容易:ライカ専用ソフトウェア付属で、スケールバーを入れたい、測長したいなどのニーズにも応えます。
S9 i - TWAINとの互換性
TWAINは、一部の顕微鏡カメラとソフトウェア間の通信を可能にするプロトコルです。 取得した画像をオフラインで画像処理も可能です。
お使いのカメラにTWAINを組み合わせることで、カメラ制御や画像取得が行えるほか、解析・保存用に様々なレポジトリに画像データを転送できます。 Laboratory/Hospital Information Management System (LIS/HIS/LIMS)等への画像保存も簡単に行うことができます。
ライカまでお気軽にご相談ください