S9
従来の実体顕微鏡は、左右二つの同じ仕組みの光路を使い、立体感のある試料画像を得ていました。FusionOptics テクノロジーは脳の神経学的現象を利用します。顕微鏡の左側光路は、焦点深度の深い画像を、右側の光路は高解像度の画像を目に届けます。人間の頭脳は両方の経路から得た情報を統合し、ひとつの画像として認識します。こうして解像度が高く、同時に焦点深度の深い画像が脳内で合成されます。これが実体顕微鏡分野で際立つライカのスタンダードです。
アポクロマート補正した光学系を持つ顕微鏡は、従来の標準的な光学系で一般的なアクロマートと比較し、にじみのない、色再現性がよい、試料の本来の像を提供します。ライカ S9 シリーズ実体顕微鏡は最適な画像を提供します。完全アポクロマート補正した顕微鏡システムでは、どの倍率においても画像の縁にカラーフリンジが発生することがありません。
はい。S9 シリーズの顕微鏡は全モデルとも、10x、20x、30x、40x、50x の倍率クリックストップを提供しています。クリックストップ設定を利用することで、再現性が高く倍率設定を素早く行うことができます。
両方とも可能です。S9 i と S9 D では、接眼レンズを通して、FusionOptics 効果によって得た 3D 画像を観察しながら、デジタル像の観察、写真撮影も可能です。内蔵の 50:50 ビームスプリッターにより、接眼レンズからの観察とデジタルイメージングを同時に行うことができます。
S9 i はカメラを内蔵しており、顕微鏡のライブ画像を HD モニターや PC、モバイル機器を使って簡単に共有できます。顕微鏡像を見ながらセカンドオピニオンを求める、同僚とディスカッションする、あるいは手技のトレーニングなどが容易になります。
イーサネット接続
- ご使用環境のネットワークを経由して、離れた場所に設置した任意の PC または Mac から S9 i に接続できます。ご使用のネットワークに Wi-Fi 経由で接続されたモバイル機器があれば、カメラをワイヤレスで操作することもできます。
USB 接続
- USB モードを選択し、PC または Mac に直接つなぎます。
HDMI 接続
- HDMI モードでは、PC レスで HD モニターに画像を直接表示、または SD カードに画像を直接取得できます。
スタンドアロンモードでは HDMI モニターの使用を推奨します。S9 i の高精細画像を高い解像度で表示できます。S9 i には HDMI ケーブル、リモートコントローラー、SD カード、電源ケーブル、イーサネットケーブルが付属提供されます。
Leica Application Suite | のLAS X 3.0 以上(対応 OS はWindows 7、Windows 10) |
LAS 4.9 以上(Windows 7、Windows 8 / 8.1) | |
LAS Acquire 3.3 以上(MAC OS X) | |
LAS EZ 3.3 以上(Windows 7、Windows 8 / 8.1、Windows 10) |
はい、できます。S9 i のカメラはライカが提供するソフトウェアから、またはオンスクリーンメニューを使って(スタンドアロンモード時)、モノクロモードに切り換えることができます。
S9 i は 1/2.3" CMOS センサーを搭載、カラー画像を高速表示できます。
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