
ワンプラットフォーム
ライフサイエンスアプリケーション用ソフトウェアプラットフォーム LAS X Life Science
研究者が携わる研究は多様化するとともに、画像解析も複雑になり、ストレスフルな作業になっています。
Leica Application Suite X (LAS X)は、すべてのライカ顕微鏡で互換性のあるソフトウェアプラットフォームです:
ライカマイクロシステムズのレーザー顕微鏡、生物顕微鏡、実体顕微鏡、超解像、ライトシートシステムなど、豊富な製品群のすべての共通プラットフォームとして統合されています。
- ユーザーは研究に集中
- イメージング、解析が直観的に作業できます
基本的なドキュメンテーションから高度なライフサイエンス研究に至るまで – LAS Xはイメージングをナビゲートします!
生産性向上、再現性ある実験をサポート
LAS Xは研究のあらゆるフェーズに対応して設計されています。使いやすさを一番に考え、チームの誰もが短時間で生産性よく作業できます。
時間節約と信頼性の向上
LAS Xでは、実験の設定、実施、実験結果の分析をシームレスに行うことができます。時間を節約、信頼できるアウトプットをサポートします。
- 画面中央に画像を表示、詳細を見ることができます
- 試料全体を移動しながら、注釈と測定実施
- 対物レンズとフィルターキューブ定義をソフトウェアで設定 – 再起動不要
- 画像取得条件、構成・設定を保持
レイアウトなどの設定も保存し呼び出しすることができます – 実験の信頼できる再現性が得られます
画像解析ワークフロー
LAS Xは解析をステップごとにワークフロー形式で進めていくことができます。
- ビューアーを介して、各ステップで適用された設定情報を参照
- 2Dおよび3D画像もすぐ取得
複数の試料の自動解析が容易に行えます
高速マルチウェルアッセイ
高速画像取得の飛躍的な進歩
高速リニアモーターステージは、かつてない速度で絶対的な位置精度を提供します(例;40倍対物レンズ使用、毎秒10回の位置再現性)。 バイブレーションセンサーは、取得中にステージが完全に静止しているかを確認します。 最終結果は、最高速での取得時でさえパーフェクトな瞬間をとらえ、鋭利な刃物のようにシャープな画像です。 この劇的な速度と精度の向上は、画像取得とステージ移動の最適な同期によるものです。
Quantum Stageによって以下が可能となります:
- 絶対精度(< ± 1 µm)での高速ポジショニング
- 高精度にスライドポジションを追跡しながら手動によるステージの移動が常時可能
すべての環境条件を1つのインターフェース内に設定
優れた環境コントロール
環境コントロールモジュールで、温度、CO2あるいはO2条件などの環境データをコントロールできます。すべてのデータは実験と共に保存されます。
- 環境データをモニター、あるいはレビュー可能
- 画像取得マクロを使用して温度プロファイル実行
- パラメータが設定外になった場合、警告や自動的に実験を中止することが可能
完全な環境コントロールが可能
環境コントロールモジュールで、温度、CO2、またはO2条件などのすべての環境データをコントロールできます。すべてのデータは実験と共に保存されます。
- 環境データをモニターしたり、後からレビューする ことが可能
- 画像取得マクロを使用して温度プロファイルを実行
- パラメータが範囲外になった場合、警告を受け取ったり自動的に実験を中止することが可能
顕微鏡システムにリモートで接続して、実験を開始したりレビューできます
モバイル接続対応
LAS Xモバイルコネクションモジュールで、モバイル環境に接続できます。
- 実験の開始、一時停止、中止をiPadまたはノートパソコンから指示
- イメージング環境をリモートデバイスに表示
- 特定の画像をフル解像度でダウンロードし、メール送信
- 複数のリモートユーザーと同時に接続
LAS Xモバイルコネクションをモバイルデバイスで使用するには、ライカ専用アプリ (https://itunes.apple.com/sg/app/leica-mobile-connection/id897762518?mt=8) を無料でiTunesからダウン
ロードしてください。
拡張モジュール
モジュール | 説明 | 広視野 | 共焦点 |
カルシウムイメージング | オンラインレシオ測定、レシオグラフおよびレシオ画像のオンライン表示のためのモジュール | o | - |
ライブデータモード | ジョブシーケンシングとオンライン評価を許可するインタラクティブデータレコーディング | o | o |
コローカリゼーション | ヒストグラムベースのコローカリゼーションおよびエリア測定 | o | o |
FRET SE | FRET取得および分析のための強力なウィザード | o | o |
環境制御 | LAS X環境制御モジュールの実験条件をフルコントロールします。環境データを記録して実験中に監視します。 | o | o |
モバイルコネクション | Webクライアントまたはモバイルデバイスから取得ステーションに接続して、実験状況を確認し、実験全体をレビューするか、または実験ツリーで利用可能な画像系列を開きます。 | o | - |
ユーザー管理 | システム管理者がLAS Xユーザーグループにアクセスレベルを付与することを許可します。 | o | - |
FRAPウィザード | ステップバイステップのウィザードは、FRAP実験のセットアップ、取得および定量化中にユーザーをガイドします。 | o | o |
HCS A | ハイコンテンツスクリーニングおよび自動顕微鏡検査の多用途の工具セット | o | o |
トリガーを周辺機器に | 周辺機器にトリガーとアナログ信号を送信します。 トリガーをタイムラプス実験に組み込みます。 特定のチャンネルまたは位置でのトリガーの送信など、強力なトリガー機能が含まれています。 | o | - |
x=含む; o=オプション; -=利用不可
視覚化と分析
モジュール | 説明 | 広視野 | 共焦点 |
3D視覚化 | リアルタイムで、3Dボリュームの均一で高速な運動をグラフィックカードベースで処理します | o | o |
3D分析 | 3D分析のウィザード | o | o |
2D分析 | 多次元データセットの2D分析のための簡単で多用途のウィザード | o | o |
3Dデコンボリューション | 供給されたPSPを使用した完全に統合されたデコンボリューションアルゴリズム | o | o |
2Dデコンボリューション | ノーネイバーまたはニアレストネイバーデコンボリューションのアルゴリズム | o | o |
測定 | 長さ、距離、エリア、外周、直径、角度等の測定パラメータを生成する際の手動タスクを単純化します。 | o | o |
色素検索 | 多色修復、チャンネル混在せず | o | o |
網線 | 固定接眼レチクルをエミュレートするカメラ画像の上に表示されたデジタルオーバーレイ。 | o | - |
拡張2D注釈 | 画像上の長方形領域を拡大またはインポートした画像を重ね合わせる等の追加機能で2D注釈を拡張します。 | o | - |
x=含む; o=オプション; -=利用不可
追加機能
| モジュール説明 | 広視野 | 共焦点 |
染色剤アシスタントt | 共焦点ユーザーは別の染色剤を選択することができ、それに従ってLAS Xはすべてのハードウェアコンポーネントをセットアップします。 | - | o |
ラムダスキャン | スペクトル検出器を使用した各画像ピクセルの発光スペクトルを取得する画像メソッド。 | - | x |
ラムダラムダスキャン | 調整可能なレーザーとスペクトル検出器を使用したフル励起-発光スペクトラムを取得する画像メソッド。ラムダ2乗蛍光マッピングを許可します。 | - | o |
z輝度補正 | レーザー出力または検出器ゲインと共にサンプル内深くで発生する蛍光輝度のzスタックドロップ内で補正するツール | - | x |
LightGate | 検出をタイムウィンドウに制限すると、自家蛍光またはHyD検出器の後方散乱から望ましくない信号を除去します。 | - | o |
FLIM | FLI M実験の高速で信頼できるセットアップと、FLIMデータ取得のフルコントロールのウィザード | - | o |
FCS | FCSおよびFLCS実験の高速で信頼できるセットアップと、F(L)CSデータ取得のフルコントロールのウィザード | - | o |
電気生理学 | 自動記録、インタラクティブデータ取得およびトリガファンクションを含むE-Phys実験をガイドするパッケージ | o | o |
CRS計算機 | 抽出またはその逆に使用されるポンプレーザー周波数による特定のRaman波数の自動計算 | - | o |
CRS Spectral Scan | Raman波数範囲1200-3400cm-1に対応する自動スペクトルスキャン | - | o |
x=含む; o=オプション; -=利用不可

詳細を知りたい方はこちら
ライカまでご相談ください お客様のご質問やお悩みにお答えします。
お問い合わせライカまでお気軽にご相談ください